女性建築家の草分け的存在、巨匠アイリーン・グレイが1927年にデザインした作品チューブライトになります。この照明は建築家として活動したアイリーン・グレイがデザインした数少ない照明作品の中のひとつで、単純な形でそのミニマルなデザインは女性建築家らしい非常に上品な佇まいを感じさせます。また極力、無駄を排除したそのデザインは居住空間の中に最大の快適さを得る事を目的とされています。また「ひとつの家具が持つことのできるあらゆる用途を考えていた」というグレイのデザイン哲学を代表する作品として、リビングのどこに置いても絵になるフロアライトです。
DESIGNER
1878年、アイルランド生まれ。建築家としての処女作E.1027でモダン建築とモダン家具の融合として発展し、数々の名作を具現化しました。スチールパイプという当時としては最先端の建築資材を家具製作に用いた手法は後のデザイナーに多くの影響を与えました。巨匠ル・コルビジェがパリ万博のパートナーとして彼女を選んだのも、彼女の自由でアバンギャルドな発想を認めてのことだったと言われています。