この冬、Deneb(デネブ) に新色のブラックが加わります。
私にとって、Deneb(デネブ) は、思い入れのある作品の一つです。
ヘンプでブレッドバスケットを作り始めた最初の頃は、
実際に食卓で使うことを考えると大きすぎたり、
刺繍の幅が広すぎて、
強度が足りなかったりして、
実用的とは程遠いものでした。
その後、何度も失敗や試行錯誤を重ねて、
ようやく Rigel(リゲル) が形づいてきます。
そのRigel(リゲル) は、刺繍が細かく、強度もあり、
なかなかの良くなった思うものの、
全てがハンドメイドゆえに、
コストがそれなりにかかってしまいます。
最初の試作品からしばらくは私自身が作っていましたが、
熟達しても1日1個できたらいい方で、
通常は1個作るのに、丸2日程度かかる
オートクチュールなのです。
さらに、刺繍なのでお洗濯にも気を遣います。
そんな中、
よりシンプルで、
使いやすく、
便利で、
尚且つ、お洗濯も気にせずにじゃぶじゃぶ洗え、
持ち運べるもの。
そうして生まれたのが、Deneb(デネブ) です。
Spica(スピカ)やRigel(リゲル) があってのDeneb(デネブ) 。
Deneb(デネブ) は、
片方の取手をもう片方の短い取手にくぐらせると、
ふたの代わりになり、保存しておくときに便利です。
また、バッグタイプなので、持ち運ぶことができます。
クルクルと外側にロールすると、そのまま食卓でバスケットとしても使えます。
パンを温めるピロー以外は、お洗濯も刺繍を気にしないで洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えます。
また、コストも抑えられます。
そして、実際に、このDeneb(デネブ) は、MOLFOで一番人気製品になりました。
しかし、いろいろな場所で、耳にすることがありました。
「白は汚れが目立つから‥」
パンの種類は、今やどれほどあるのかわからないほど溢れています。
そして、日本ではお惣菜パンやスイーツに近いものがとりわけ多く、
チョコやジャム、チーズと言ったトッピングが白生地を汚してしまうのは目に見えます。
そんな声に応えたいと、今回発売するのが「Deneb Black(デネブ ブラック)」なのです。
もう汚れは目立ちません。
また、和洋の両方の雰囲気にどちらもしっくりときます。
第一弾の色展開の「Deneb Black(デネブ ブラック)」を
よろしければ、一度 ご覧ください。
12月16日より一部販売開始しています。
クリスマスまでに入手されたい方は、数量に限りがございますので、お早めに。
このDeneb Black(デネブ・ブラック)が皆様のもとで素敵な食卓の場を作り、
笑顔を醸し出す一助になってくれると大変嬉しいです。
デザイナー
HIROMI KIM
Deneb Black(デネブ・ブラック)の詳細は、こちらからご覧いただけます。